まだ詳細は公開できないのですが、概要のみご紹介いたします。
交通事故で、責任割合でもめて、なかなか示談にならず、ズルズルと平行線のまま長期化してしまうケースがあります。
その原因は何だと思われますか?
それは、当事者が自分の運転と相手の運転を客観的に把握することが難しく、また、法律的な知識も持ち合わせていないためです。
例えば、走行速度は記録されていないですし、一時停止したかどうかも記録されていませんし、歩行者がいたかどうかや、天候や見通しがどうだったかも記録されていません。
また、どういった事故形態だと〇対〇といった過去の判決にあった責任の割合になるのか、そういった法律や裁判の情報も持ち合わせていないですよね。
それらの問題点をすべて解消してくれるシステムが登場しました。これはなかなかの優れものだと思います。滅多に保険会社のシステムを褒めることがない私ですが、今回のシステムは非常にいいと思います。
どういう点がいいかと言うと、
①専用のドラレコにより、事故映像はもちろん、揺れや衝撃、速度が記録、送信される。
②位置情報によりマップと連携され、事故場所が特定でき、事故状況を多面的に把握できる。
③事故状況が過去の判例データと照合され、修正要素も含め、責任割合を算定してくれる。
つまり、一言で言うと、納得感ですかね。
嫌かもしれませんが、自分の事故を客観的に振り返ることができるため、映像と速度、地図上での走行経路、見通しなどが思い出され、過去の判例と照らし合わせ、修正要素も修正され、はい、責任割合はこうなりますと。はっきり出てきますので (^^;
ですが、私の立場的には、これまでは事故相手との交渉の戦略を立て、お客様にご理解をいただいた上で、保険会社の担当者と擦り合わせをし、落としどころを決めて、確認できた事実を積み上げて、交渉を有利に進めていく。そういった示談交渉の醍醐味は無くなってしまいますので、これまで磨き上げてきた私のスキルは必要なくなる点は寂しい限りですが、それよりもお客様が早期にご納得され、早期に示談成立する方がいいわけですから、このシステムは凄いという他はありません。
ということで、是非、ドラレコ特約をお付けいただき、万が一の事故の際には、こういった『責任割合算定システム』が合理的な責任割合を算定してくれるんだということをご期待いただければと思います。
以上、新登場の『責任割合算定システム』の概要のご紹介でした。
※損保ジャパン専用のドライブレコーダーをご利用のお客様に、上記のシステムは無料でご利用いただけます。
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